以前、山田がお伝えしたアカモク増殖計画ですが、
この度、その後の調査に行くということになりました。
が、山田が所用で行けなくなった為、わたくしが代わりに伺わせて頂きました。
目次 Contents
アカモクの増殖状態を調査します
まずは、準備をということで。
もう11月ですから、海は風も吹いていて寒いだろうということを予測して、、、
というのも、長門市は山口県の山陰地方(北側)にある為、冬は北風が吹き、海が荒れるわけでして。
なので、通常のスタイルにフリースのダウンを羽織り、むか~し買った安物のゴルフ用のカッパを来て参戦してきました。
調査へ行くワクワク感を表現してみました。
長靴も忘れずに。
場所は以前と同じ深川湾。
湊漁協が管轄している港です。
到着するとすでに皆さん集まっていらっしゃいました。
湊漁協組合長さん
漁師さん2名
地元水産高校から2名
山口県萩水産事務所の方
そして、ゴルフ用のカッパを来た私。
計7名でまずは打合せ。
で、今回のいきさつを話しますと、漁師さんから魚群探知機にアカモクが映りだしたと連絡を受けて、水産高校の方が潜って現状を確認しようと言う話になったんです。
ですが・・・。
雨が降った後は・・・
前日に雨が降った関係で、海が濁っており、潜っても確認できないだろうから調査は中止という判断が。
残念です。
この湾のあたりは、雨が降ると2~3日は海が濁る為、海中が見えなくなるそうです。
カッパを準備していた時のワクワク感が一気に吹っ飛びそうになったその時、
「潜るのは無理だけど、海に出て魚群探知機で海底の様子を見に行くかい?」と漁師さん!
ワクワク感、復活!
いざ、アカモクの調査へ
早速、漁師さんの船に乗り込みました。
今日は晴天でポカポカ陽気。
「中に来たフリースいらんかったな」とか思いながら乗船。
早速、出港します。
で、湾を出ると。
船酔いしました。
乗船して3分ぐらいです。
港の防波堤抜けてほぼ同時です。
先ほどの、船の画像では、穏やかな海でしょ。
それが湾の防波堤を抜けたとたん!
スマホの性能を恨みます。
手ぶれ補正なんぞついているから、揺れがちっともわからん。
平常心な顔で「波は何センチぐらいですかぁ~」と漁師さんに聞いたところ、
「今日は1mちょっとはあるじゃろうねぇ~」と。
おぃ~!、4~5歳の子供の身長ぐらいあるぞぉ~!
ノブの突っ込みの気持ちがわかる気がしました。
ポイントに到着
10分ぐらいでポイントに到着しました。(正直酔ってて時間わかっていません)
そこは、今年、増殖の為に[keikou]「スポアバック法」[/keikou]でアカモクの母藻を設置した場所です。
これが魚群探知機の画像ですが、上層部の赤い部分が海底。
その上の黄色い帯があるのが見えます。
漁師さんいわくこれが[keikou]アカモク[/keikou]だそうです。
長さにしておよそ1m程。
潜って目視できなかったで、増殖の効果かどうかまではわかりませんでしたが、アカモクが成長しているだろうことは確認することができました。
その後、いろいろ漁師さんが親切に教えて下さいました。が、気持ち悪くて平静を装った顔をするので精いっぱいでした。また、波で船が揺れて、まともに画像も撮れていませんでした。
帰りは向かい風のおかげで、波しぶきを浴び、まぁまぁの濡れ具合です。
おかげでカッパも役目を果たしたと喜んでおります。
船酔いの状態で思うこと
以前の記事でも山田が書いてますが、
この漁港は今年アカモクの成熟度合いが悪く、収穫を途中でやめた場所です。
結局、海の事はわからんのです。
それは何十年も仕事をしている漁師さんでもそうなわけで。
ましてやアカモク自体、生体に関してわかっていないことが多い海藻です。
わかってないことだらけの海藻です。
私たちはあくまでも「あたらしい事業の仕組み化」「関わる人すべての人が幸せに」なることを目的としています。
その為にアカモクを収穫する。
目先の利益の為だけに乱獲はしない。
ここだけはブレずに活動したいと考える訳です。
わたしたちは、ゴールデンサークルで言うところの
why・・・かかわる全ての人が幸せに
how・・・新しい事業の仕組み化
what・・・アカモクで好循環モデル
を目指しています。
新たな食材としてアカモクを普及させること、地球の環境改善にアカモクを増やすこと、豊かな海を作る為にアカモクの生体を研究すること、すべてひっくるめて初めて成果になると考えています。
漁師さん・加工者さん・・・新たな収入源に
地球・・・CO2排出の抑制
海・・・漁礁となり、新たな生命を、窒素とリンを吸収し、海洋環境改善を
地域・・・新しい特産品として街に活気を
アカモクを通じて、こんな好循環を作れたら最高です。
次の調査が楽しみです。
文章上手にまとめるの苦手じゃ~。