アカモクの新物テスト収穫してもらいました。

 

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2018年のアカモクはいかに?

1月中旬、野波瀬(のばせ)漁協の漁師、上田さんに協力頂き、アカモクのテスト収穫を実施しました。

アカモクの生育状況等を確認する為です。

現地に到着した際には、既に沖に出港されていました。

上田さんの帰りを待っている間、上田さんの奥様とお話をしていたのですが、、、

 

 

とにかく寒い!!

 

実はこの日、山口県に寒波が襲来した日で、長門市でも気温が

 

ちなみに朝の画像がこちら。

年末から年始にかけて、例年よりも暖かい日が続いていたので、余計に寒く感じます。

そんな中、上田さんは収穫に出てくれています。

 

少し脱線しますが、今、日常には海産物や農産物は溢れかえっています。

 

本来なら旬がある物まで、いつもどこかで売っているような状態です。

それは、こんな凍てつくような寒い日でも、休まず収穫してくれる方々のお陰だと、現場を知ることで改めて気づかされます。

海外からも高く評価される、日本の豊かな食文化があるのは、生産者の方々の賜物であることは間違いありません。

 

収穫現場を見学してきました

アカモクは水深が比較的浅い場所に生育する為、海岸からでも収穫現場が見えるのではと思い、上田さんを探してみたところ、

発見!!

 

鉛色の空の下、海岸からほど近い場所で収穫されていました。

 

見学しながら海岸を歩いていると、打ちあげられたアカモクを見つけました。

切れて打ちあがったアカモクです。

 

見た目からも、まだまだ若いアカモクであることが分かります。

 

そうこうしていると、上田さんが港に戻って来られました。

 

上田さんと息子さん。

 

これ、すべてアカモクです。

テスト収穫なので、これでも控えめな量です。

 

海底がはっきり見える、透き通った長門の海。

写真ではわかりませんが、肉眼だと少し沖の海底まではっきり見えます。

 

上田さん、今年も宜しくお願いします!

 

港に揚げたアカモクを仕分けする作業です。

アカモクは見た目以上に重く、作業も重労働です。

 

テスト収穫したアカモクを茹でてみました

上田さんに、アカモクを少し分けて貰ったので、持ち帰り茹でてみました。


綺麗な緑色に変わります。若い証拠です。

お湯の色も変わりました。これはアカモクに含まれる色素が熱で溶けた物です。

 

試しに食べてみましたが、とても柔らかい!

ある意味、初めて食べる食感のアカモクでした。

 

が、残念ながら粘りが少ししかありません。

 

アカモクは成熟度合いが増すほど、粘りが増えていきます。

製品にするには、もう少ししてからのようです。

 

しかし、綺麗な色をしていましたし、今年も今のところ順調に、天然のアカモクが成長しております。

もう少しすると本収穫できそうな感じです。

 

 

ゴミのはなし

加工工程で、アカモクを洗浄する工程があります。

アカモクについているゴミを取り除く為です。

ゴミと聞いて想像するのが、我々人間が出すゴミですね。

食べ物のカスとか包装材、プラスチックやビニールなどです。

確かにそんなゴミもついていることはありますが、ここで言うゴミは、アカモクについている他の生物や不純物など、アカモク以外の事全てを指しています。

アカモクを住みかとしている、小魚や甲殻類、他の藻や海草などがそれに該当します。

 

アカモクについた藻と海草。

 

エビちゃん

アカモクに紛れていたエビちゃん。

 

加工場では、これらいわゆる「ゴミ」が入らないよう、洗浄作業を何回も繰り返し行われます。

水で洗う

このような、細かい作業を何度も行って、私たちのアカモクが商品となり、皆さんの食卓に並びます。

 

ゴミと言えば

テスト収穫を見学中、海岸に漂着した沢山のゴミを見つけました。

波で海から打ちあげられたゴミです。

 

その証拠に他国のゴミも混ざっています。

この問題は、メディアでもよく取り上げられますよね。

 

でも、

大半はというか、ほとんどが日本のゴミです。

環境問題が取り沙汰される中、海洋環境も数年前とは大きく変わってるそうです。

海産物は年々獲れなくなってきており、収穫量も減少傾向にあるそうです

綺麗な長門の海も例外ではありません。

漁師さんが口を揃えて、魚が減ったと言います。

 

このゴミも、原因の一つではないのかと思うのです。

少しでも、この現状を知って貰えると嬉しいです。

 

 

2018年新物アカモクの発売はいつ頃?

2017年は、メディアの影響で品切れを起こしたアカモク。

今回のテスト収穫では、本収穫はもう少し先かなという感じでした。

例年では2月中旬頃の発売ですが、今年もその前後くらいになりそうです。

海の状況によっても前後します。時化しけなどで海が荒れると漁師さんが沖に出ることができません。

 

2018年の新物はどんな味がするのでしょうか?

凄く楽しみになってきました。

 

新物発売まで、もう少しだけお待ち下さいね!

 

 

 

 

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