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皆さん『アカモク』ってご存知ですか?
アカモクは褐藻網ヒバマタ目ホンダワラ科に属する 海藻 です。
アカモクは北海道東部を除いた日本全土の浅瀬に分布しています。また、朝鮮半島や中国及びベトナム北部まで分布しています。
1年生(種子等から発芽して1年以内で枯死する)で、秋から冬に成長し、4~7mの長さにまで成長していきます。
歴史的にも非常に古くから日本人にかかわりがあったとされています。藻塩と言って塩を生成する際に使用されたり、神事における飾りとして活用されたそうです。
邪魔藻と呼ばれ
東北地方の一部では昔から食用として親しまれてきたアカモクですが、その他多くの地域では見向きもされない存在でした。
そればかりかアカモクは生命力の強さからグングン繁殖していき、藻場(海藻・海草の群落)を形成します。その為、漁場での網や漁船のスクリュー、養殖施設等に絡みつく為、漁師の方に 『邪魔藻』 と厄介者扱いとされて来ました。
人間にとっては利用価値の少ないと思われてきた海藻だったのです。
アカモクの魅力
そんなアカモクがここ最近、じわじわと注目を浴びるようになりました。
今まで、邪魔藻と言われてきたアカモクがなぜ注目されつつあるのでしょうか?
それはアカモクに素晴らしい パワー があることがわかってきたからなのです!
食べておいしい
そもそもこのアカモク、特定の地域では昔から食用として親しまれてきました。
特に秋田県では『海藻といえばアカモク』というくらい親しまれてきた海藻です。
実際、本当に美味しいんです!!
このアカモク、基本的には湯通ししたものを、食べやすい大きさにまで刻んで食べます。その為シャキシャキとした触感があり、これがクセになります!!
それと、アカモクに含まれる成分により、コンブやメカブ同様のぬめり成分を持っています。この ネバネバ感 を例えると、納豆や山芋のそれに匹敵もしくはそれ以上のネバネバでやみつきになってしまうんです!!
また、味や香りにはクセが無いため汎用性が高く、どんな料理にも相性が良いんです!!
ここ最近ではいろんなレシピ集にも採用され、有名アプリ等にも紹介されるようになりました。
また、アレルゲン対策としてこのぬめりを利用し、混ぜ物のつなぎとしても活用されるようになってきてるようです。
海に優しい
アカモクは上記で述べたようにその強い生命力から豊かな藻場を形成します。この藻場が魚など生物の産卵場や住みかとしての最高の環境を整えています。
また、アカモクは海中にて他の植物同様、光合成をするのですが、その際に植物性プランクトンの栄養分となる窒素とリンを吸収し、酸素を生成することで海中を浄化しています。
海中でプランクトンが増殖すると赤潮が発生します。増殖する際には栄養素である窒素とリンが不可欠ですが、アカモクはそれを吸収することから赤潮の発生を未然に防ぐ役割を果たしていると考えられています。
これらの作用によりアカモクが海の浄化に貢献していると考えられています。
各学術機関が注目するアカモククの機能性
今アカモクが注目されてる一番の理由はここにあるのかもしれません。
それは、
アカモクの栄養素や成分が半端ないポテンシャルを持っているからなのです!!
まず、アカモクは多くのミネラルを含有しています。
ミネラル(mg・100gあたり) | アカモク | ワカメ | 沖縄モズク |
ナトリウム | 17 | 540 | 240 |
カリウム | 161 | 12 | 7 |
カルシウム | 84 | 42 | 22 |
マグネシウム | 90 | 19 | 21 |
鉄 | 0.9 | 0.5 | 0.2 |
亜鉛 | 0.8 | 0.2 | + |
銅 | 0.03 | 0.01 | 0.01 |
上記表を見て頂くとわかりますが、非常に多くの含有量を持っていることがわかります。
にも関わらずカロリーは19kcalと大変ヘルシー!!
それ以外にもアカモクには
・ポリフェノール
・フコイダン
・フコキサンチン
と呼ばれる成分を含んでいることから大変注目を浴びている海藻なんです。
皆さん、いかがですか?
ここに記載した各成分についてはごく一部であり、これらの機能・効果について現在、多数の機関で研究が進められています。将来的にはこれらの成分が、医療の分野において期待されています。
アカモクに魅力を感じずにはいられない!!
参考文献:
- wikipedia
- 内閣府認証 特定日営利活動法人 NPOフコイダン研究所
- わかさの秘密
- あかもくオンライン
良ければこちらもご覧ください!
マジで!?血糖値が高めな人必見か!?アカモクを食べた方の感想を頂きました!
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